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禁煙
タバコが1000円ぐらいになるかもしれない。結構なことだ、それが、税収につながるかどうかは分からない。厚労省では、タバコの害を訴え、禁煙を勧めているから、1000円のタバコを吸わない人が増えてくれれば、それで一つの目的は達せられる。たとえ税収が減ったとしても、なんら差支えが無い。税収うんぬんでタバコ税を語ってほしくない。
そんなことなら、この際だから、お酒の税もすっぱり増やしてほしい。出来得ればアンタッチャブル時代のように、禁酒法を制定するのだ。何故そうしてほしいかと言えば、何を隠そう、私はお酒の造り方を知っている。往時のアルカポネにならって、密造酒を大々的に造り、大儲けする訳だ。
但し、国にも半分の分け前は渡す。国と癒着する訳だ。それで急激にお金を持つことになった、所謂、成金である。そうやって、ある意味成功すると、それを妬む人やすり寄ってくる者もいる。そう言う人々の中には、ついつい、私の自慢をしたりする。生活自体も派手になり、警察にも目をつけられ、エリオット・ネス のように正義を振りかざす、警官に追い詰められ、最期を迎えるのだ。
これで、太く短く生きたことになる。65歳を過ぎそうだから、そんな願いはあっても良いのかも、と言ったら、36歳になる長女は言った。「お父さん、そんな自分勝手な考え方は良くないと思います!」と、自省を促した。
流石、自慢の娘である。こんなことがスーっと言えるのも、私の育て方が間違っていなかったことを示しているのだ。いろんな悪事を考え付く私では有るが、これからも、貫きとうそう。長女もあんなことを言っているが私をリスペクトしているのは間違いない。
天下りを生業としている人々よりは、よほど性質は良い・・・と思う。
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